メタボをどうしたらいいか迷ったら、たった3つを見直そう

しかし、ダイエット方法は慎重に選ばないと体に負担だけがかかり効果がないことがあります。特に、30代以降の人だと20代に比べて代謝が落ちているので、体脂肪が燃えにくい体になっています。そのため、安易にダイエットを始めてしまうと効果が実感できずに挫折してしまう可能性があります。また、ダイエットが成功しても油断してはいけません。元の生活習慣に戻すとメタボに逆戻りしてダイエットを繰り返すことになります。それだけではなく、体が痩せにくくなります。体はダイエットをしたことを覚えていて、ダイエットを繰り返すと、定期的に来る飢餓状態だと認識して脂肪を蓄えます。20代の頃はダイエットを繰り返してもしっかり痩せることはできますが、脂肪燃焼効率が落ち続ける30代以降だと蓄える脂肪の量が燃焼する脂肪より多いので痩せにくくなります。

そのため、何かに置き換えたり、何かを制限するダイエットや流行りのダイエットなどは続けること大変なのもばかりです。一番のおすすめは、バランスの取れた食事と適度な運動、それに最適な睡眠を行うことです。つまり、自分にあった正しい生活習慣を送ることで痩せられるのです。

主に野菜をベースに果物、全粒穀物を中心に取るようにしましょう。タンパク質も重要ですので、お肉も食べる必要がありますが、牛肉や豚肉は余分な脂が多いので魚や豆類などからもタンパク質を摂取するようにします。また、食事の回数や量も大事ですが、食事の間隔も重要になります。食事は食べたら終わりではなく、時間をかけて食べた物の消化もしますので、食事の間隔が短い場合や間食が多いと内臓が常に働き続けるので弱ってしまいます。せっかく、健康のためにメタボを解消されても内臓系の病気になってしまうと意味がなくなってしまうので食事の間隔には注意しましょう。私のおすすめは16時間断食です。16時間断食を行うと内臓系の病気予防だけではなく、燃焼しにくい内臓脂肪も燃えやすくなります。実践してみると最初は空腹感がつらいですが、3日もすると慣れてしまうので問題ありません。前日の20時から次日の昼の12時まで行っていますが、朝の時間に余裕が出て以前よりも生活に充実感が増えたと感じています。ただ、16時間断食は筋肉も分解されるので、筋トレを行い筋肉量の維持を行う必要があります。

運動と聞くと多くの人がジョギングなどの有酸素運動や筋トレを始めることが多いと思いますが忙しいビジネスパーソンだと時間確保が難しいと思います。1日に運動時間を1時間取るだけでも大変ですので、私はHIITを行うようにしています。HIITは高負荷の運動と低負荷の運動を繰り返すトレーニングになります。通常のHIITだと100ｍ走や縄跳びなどを行うことが多いのですが、私は筋トレメニューで行っています。筋トレメニューを組込むと脂肪燃焼効率は少し落ちますが、脂肪を燃焼しながら筋肉量を増やすことができます。やり方としては、タバタ式と同じ時間で行うようにしていてます。

・20秒：筋トレメニュー

・10秒：回復時間(その場で足踏み)

上記を4回の4セット行います。

時間としては10分もかからないので、忙しいあなたも実践可能だと思います。始めから4セットを行うのはキツイと思いますので、セット数を減らしたり、時間を変えるなど続けやすいようにカスタマイズをしましょう。まずは、運動習慣を作ることが重要なので、ハードルを思いっきり下げましょう。

睡眠時間は最低でも6時間と言われていますが、脂肪燃焼や筋肉量を考えると7時間は必要だという研究結果もあります。 睡眠時間が十分に取れていない人はまずは6時間確保できることから始めましょう。また、寝具の買い替えやカーテンを遮光性が高いものにする、寝室に余計なものを持ち込まないなどして睡眠の質も上げる必要があります。

そのため、継続できるダイエットを行うことが重要になります。おすすめした生活習慣の改善でメタボを解消し、健康な生活が送れます。病気を気にするより、健康維持を気にする方が前向きに人生を送れると思いますのでメタボ診断をされたら生活習慣から見直しましょう。